腕が鳴る
桂 望実 著  祥伝社

 床に物が散乱し、足の踏み場もない居間、服があふれかえっているクローゼット等、様々な片づけに悩む相談者を整理収納アドバイザーの主人公が整理整頓に導きます。「片付けは自分の過去と未来を再編成する作業」と語り、話の最後には部屋も心もスッキリ整理される、読後感も壮快な小説です。